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PVA ayurvedic Hospital

アーユルヴェーダ医師にアーユルヴェーダについて聞いてみた


160年以上続くインドのアーユルヴェーダの伝統的な医師の家系に生まれ、ケララ州より優良施設(Green leaf)認定されているPVA ayurvedic HospitalのExicutive Directorであるアーユルヴェーダ医師 Dr.Irfan(BAMS)に贅沢にも「アーユルヴェーダとは?」と言うコラムを執筆いただきました。

生まれながらにして、アーユルヴェーダの伝統的な家庭に育ったアーユルヴェーダ医師が語るアーユルヴェーダとは?
以下、コラム全文です。
◎ アーユルヴェーダとは (by Dr.Irfan)

アーユルヴェーダとは、インドの医療システムを意味するのではなく、健康健康的な生活について概説した、
健康科学」を意味するサンスクリット語です。

これは、一生の中で、健康に関する様々な側面に対応した科学です。

すべての国に、独自の伝統的な医療システムがあると思いますが、
これは、それぞれの国が、独自の「アーユルヴェーダ」を持っているとも言えます。

しかし、そのような医療システムの多くは失われ、多くは衰退してしまいました。

インドの医療システムは、保存されている伝統的な健康科学のひとつです。

そして、インドの医学システム「アーユルヴェーダ」は、あらゆる個々の健康を受け入れることのできる、開かれた健康科学です。

さて、ここで、私たちが健康科学について話すとき、「健康」のための定義があるべきですね。
では、アーユルヴェーダでは、健康についてどのように記載されているのでしょうか。

・・・

インドの医学システムによれば、健康についての、多くの定義と議論があります。

しかし、私たちは「健康」が、

個々の究極の幸せの状態」と
肉体と精神で、個々のポテンシャルを充分に発揮できる状態

であることを理解できます。

さて、ここで二次的な問題が発生します。
「健康」を評価するためのパラメーターはあるのでしょうか。

異なるアーユルヴェーダの哲学者と医師は、健康であるというこの状態を説明するために異なる意見を述べています。

VagbhataSusrutaは、健康を

・Dosha、Dhatu、Mala(体の「機能の要素」と「構造の要素」)のバランスが取れた状態
・心身の感覚器官と運動器官の快適な状態

として定義しました。

Charkaは、同様にいくつかのパラメーターを与えます

・相応の筋肉組織
・体のコンパクトさ
・強い運動神経システムと感覚神経システム
・病気への免疫
・病気を克服する力
・飢え、渇き、暑さに耐える能力
・寒さ
・体操
・良い消化システムと吸収システム

などです。

ここでCharkaは、健康について話していますが、
身体と心について説明しませんでした。

しかし、私たちは、上記の資質を達成するためには、
健康的な心と魂を必要とする事を、すでに知っています。

インドの哲学によると、Moksha(モークシャ/解脱)や解放は、人生の究極の目的です。
モークシャは永遠のエネルギーに加わる自分や魂、あるいは宇宙を知ることに他なりません。
このモークシャを成し遂げるためには、平和な体と心を持っている、
すなわち健康的な生活をしている必要があります。
これが、インドの生活様式とインドの哲学が健康科学にとって最も重要であると考える主な理由です。

・・・

インドでは、vaidhyaまたはアーユルヴェーダの医者は社会において、大きな敬意を払われていますが、
医師は、解放(解脱)につながる適切な健康を達成するためのガイドラインを与えるものです。

アーユルヴェーダと言うインドの医療システムは、健康の維持と、病気の治療の為の、
アーユルヴェディックな、または総合的な医療としての、良い生き方へのアドバイスです。

アーユルヴェーダというインドの医学システムは、

健康を維持するための、良い生き方への助言であり、
病気を治療するための、ホリスティックな医学です。

概して、アーユルヴェーダの目的は同じです。

健康な人の健康を維持すること」と
病気の人の病気を治療すること」です。

健康を維持するための、良い行動規範と、避けるべき行動として、

毎日の養生法、季節の養生法、食事や食事の仕方などが説かれています。
瞑想や心の浄化もまた健康の重要な部分であると考えられているので、
ヨガもまた受け入れられ、アーユルヴェーダで高く評価されています。

このすべての意味で、それはDosha、Dhatu、Mala(※体の「機能の要素」と「構造の要素」)
の均衡を維持するのに役立ちます。

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アーユルヴェーダの治療原則は基本的に5元素理論に基づいています。
体内のこれら5元素の不均衡と補正は、病気と治療を引き起こします。

基本的にインドの医療システムには、Shamana(シャマナ)とShodhana(ショーダナ)の2種類の治療法があります。

Shamanaは、緩和するため(鎮静法)、
Shodhanaは、排除するため(浄化法)、

のトリートメントです。

良い医療を受けた後に、健康的なライフスタイルを続けることは、シャマナの治療方法の原則の方法です。

すなわち、

肉体の若返りの為に、パンチャカルマ(※アーユルヴェーダの中心施術)というの手段を通して、体を浄化したり、体から病的な老廃物を排除したりするショーダナ(浄化法)の後には、シャマナ(鎮静法)が重要になります。

健康を維持するために、自然界に存在する物質を使用するインドの医学システムは、
最良の結果を出すために4つの事象について述べています。

医師」「」「看護師」、そして「患者」です。

これら4つすべてが、最良になると、治療は最高の望ましい効果を達成します。

つまり、

熟練した医師が、
愛情深い看護師の助けを借りて、
従順で楽観的な患者に、
最も効果のある薬を投与すると、

最適な結果が得られます。

vaidhyaまたはbishakと呼ばれる医師は、勇気、実用的なスキル、優れた知識、清潔さを持っているべきです。

・・・

インドの医療システムアーユルヴェーダは、病気の人から健康を取り戻すために、
異なる様々な方法や手段の科学を学ぶ事を、奨励し評価しています。

そして伝統的に、この健康科学は継承されており、自然を観察し、教祖や教師の教えから学ぶことを、学生にも奨励しています。

現在、私たちには、さまざまなアーユルヴェーダ大学、アーユルヴェーダスクール、その他多くのプログラムがあり、科学と技術の発展を支援して、この美しい科学を保護しています。

そして科学と技術の発展を支援してこの美しい科学を保護するための他の多くのプログラムがあります。

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アーユルヴェーダ」とは、

5000年前に始まり、
今なお、

世界中の社会の健康部門で、ますます価値と重要性を増し続けている、
内科、外科、小児科、精神科、老年医学の分野においても豊富な知識を備えた、

医療システムに与えられたサンスクリット語の言葉です。


DR.IRFAN POILAN

EXECUTIVE DIRECTOR
PVA AYURVEDIC


▼「アーユルヴェーダ医師にアーユルヴェーダについて聞いてみた」by Dr.Irfan
>>その① アーユルヴェーダとは

※2020年2月1-10日のインド研修にむけた、
[2019年度]インド政府機関認定アーユルヴェーダセラピスト講座が6月より各地で始まります。

◎Basicコース(日本/座学/30時間)
2019年6月16日- @Natural Lifesyle(渋谷/東京)
2019年7月8日- @Total care salon「Jade」(西千葉/千葉)
2019年9月3日- @Polaaris(高尾/東京)
2019年9月7日- @Yoga studio ayus(つくば/茨城)

◎Diplomaコース(インド/実技/10日間)
2020年2月1-10日(現地7日間)

▼詳細・申込みは公式HPより
http://www.pva-ayurvedic.tokyo

▼最新情報やお得な情報はLINE@にて(ID→ @dyp6739i)
https://line.me/R/ti/p/%40dyp6739i